[ビジネス英語]実際によく使う10のフレーズや単語

ビジネス英語でよく使うフレーズ

同僚に外国人がいますか?海外オフィスとの英語のやり取りがありますか?それとも、英語でのミーティング予定が入って焦ってますか?

ビジネスシーンで実際にどんなフレーズを使ったらいいのか、気になりますね。ここでは、知っているだけで数倍スムーズにコミュニケーションがとれる、使えるビジネス英語のフレーズをご紹介いたします。これであなたも、かっこいいビジネスパーソンに変身★

時間に関するビジネス英語表現

時は金なり。仕事をする時は、締め切りや打ち合わせの時間など、時間に関する表現が多く使われます。

ASAP(至急)

これは「As soon as possible」の省略形。読み方はそのまま「エイ・エス・エー・ピー」と読んだり「エィサップ」と言ったりもします。この日本語でいう至急という表現ですが、この至急度は使い手によって本当に違います。今すぐ直ちに、という意味だったり、実は週明けの月曜日でもよかったりと。

Please get it done ASAP!(至急終わらせて!)

いろんな国の多種多様な考え方の人々が使う英語。その人たちの普段の仕事のペースによって、至急に対する期待度は違ってきます。なので、できればASAPとは具体的にいつまでのことなのか、確認できるとベターです。徹夜で仕事を終わらせたのに、「え?もう終わったの?来週でも全然よかったのに〜。お疲れー」なんて事のないように。

電話システムの宣伝ビデオからちょっと拝借。上のビデオクリップでは、「We need a new phone system ASAP(新しい電話のシステムが至急必要だ!)」っと言っています。こちらは会社名も「ASAP Business Communication」っとなってます。ASAPを勉強するにはもってこい?!です。

◯ o’clock sharp(◯時ぴったりに)

待ち合わせ時間の考え方も、国の文化やそれぞれの性格によって本当に違います。

例えば3時に待ち合わせした場合、だいたいの日本人は3時前後に集合。一方、ラテン出身の友達は4時、ひどい時は5時近くにならないと現れない。それでも別に迷惑をかけたとかは1ミリも思ってない様子。それじゃあ、っと私も30分くらい遅れてもいいやーっと思ってボケボケしていると、ぴったりの時間に来た生真面目なカナダ人の友達はカンカン!なんてことも。

待ち合わせ時間のせいでストレスになったり、のちのち人間関係がギクシャクしたり。なんてことは是非とも避けたいですね。そこで登場する表現「〜 sharp! (ぴったりに)」が使えます。sharpと強調することで、今回はぴったりの時間であることが大事なんだっとアピールできます

Let’s meet at Hachiko at 3 o’clock sharp!(3時ぴったりにハチ公で会おう!)

ただ、これでも通用しない人には全然通用しないもの。最終手段で、遅刻常習犯の友達にだけ、1時間早い集合時間を伝える、っなんて手も幾度か使ったことがあります。そんな時に限って、伝えた時間にぴったり現れる友人。もうお手上げ状態です!

ビジネスの場合、プライベートに比べると、異文化の人でも比較的時間に正確なものです。が、違う国の人と時間について約束をする時は、少し心に余裕を持って対処すると良いかもしれないですね。

こちらは、グランドキャニオンの星観察パーティー(なんか楽しそう☆)のビデオから抜粋です。「The last Village bus leaves at 11 o’clock sharp, so don’t miss it!(最後の村バスは11時ぴったりに出発しますのでお気をつけください!)」と注意しています。皆さまお乗り過ごしのないように〜。

On time(時間通りに)

こちらも、上のsharpと似た表現。ちょっと上から目線ですが、さらっと「Please come on time(時間通りに来てね)」なんて使えます。

こちらは「時間を守る秘訣」を語ったビデオクリップ。「One of the problems I face is getting to places on time(私の問題の一つは、時間通りに目的地につくことです) 」とこちらのおじさんが告白しています。

3分強のクイックビデオ。良い長さに話がまとまっているので、時間通りに場所に着く秘訣を知りたい方は、勉強がてら見ても楽しいかもしれません。話は逸れますが、時間を守る秘訣は「Transition time(移動時間、準備時間)」を考慮することらしいです。

EOD、End of day(その日の終わり)

こちらのEODは、「End Of Day」の略語になります。略語は主に、メールやテキストなどの書き言葉でよく使われます。口頭で使う場合は、そのままEnd of dayと言うことの方が多いです。

Please get it done by EOD today.(今日中にこれ終わらせといてね)

もし、明日の終わりまでとか、木曜の終わりまでとか指定したい場合は、EOD tomorrow、EOD Thursdayなどと応用できます。

ちなみにEODで動画検索をすると、軍の映像がごっそり出てきます。これは、EODが「Explosive Ordnance Disposal(爆発物処理)」の略語でもあるからです。

仕事の状況に関する英語表現

Busy(忙しい)<-> Slow(ゆっくり、暇)、Dead(仕事がなさすぎの状態)

めちゃ基本の形容詞「Slow(ゆっくり)」ですが、仕事の状況を表現する時に多用されます。例えば、

A : How’s work lately?(仕事の調子どう?)
B: It was crazy busy last week, but it’s gotten much slower this week.(めっちゃ先週忙しかったけど、今週は随分落ちついたよ。)

また、まったく仕事がなくて、ちょっと困ってしまった状況のようなニュアンスは「Dead」を使うと表現できます。

It was completely dead during the summer…(夏の間、全く仕事がなさすぎたよ。)

こちらは「How to keep yourself busy on slow working days(仕事で暇な時にどうやって自分を忙しくするか)」と題したビデオクリップからの抜粋です。

「We all have busy hectic, and crazy days at work. Sometimes, you have very slow and mundane days as well.(仕事では時々、とっても忙しくて大変な時があったり、すごい暇で退屈な時があったりしますね。)

っと。その通りですね。山あり谷あり。そんな仕事で暇な時のアドバイスをお姉さんがしてくれています。ポイントは、①リサーチや読み物をする、②机の上を片付ける、③オフィスでの人間関係を築く、④仕事の優先順位を考える、とのことです。

こちらも短いビデオなので、詳細が気になる方は見てみてください。

Take a day off(休暇をとる)

オフの日をとる、大事ですね。働きづめの日本人、たまにはふっと休暇を取ってみてはいかがでしょうか?

I’d like to take a day off tomorrow because my roots are showing, and I have to keep my hair appointment. I look like a mess.(白髪が目立ってきて、美容院に行かないともうぐちゃぐちゃなので、明日は休暇を取りたいと思います。)

っと、実際に誰かが使った休暇理由だそうです。

こちらのめっちゃ幸せそうなおじさん。うしろのパソコンのモニターにはクルージングの画像がデカデカとありますね。人生満喫してそうなこの人が、どうやって休暇を取るかについて語っています。

「You work too much! So today, we’re gonna talk about how to take a day off.(あなたは働きすぎです!今日はどうやってお休みを取るかについて話しましょう)」

どうやって、定期的に休みを取るかや、効果的な休暇の過ごし方について触れています。10分強っとちょっと長いビデオですが、簡単にまとめると、休みの時は仕事を一切締め出して、100%休暇に没頭すること。逆に、仕事をしている時は100%没頭して、オフの時に罪悪感を感じないようにすること、だそうです。

仕事とプライベートの切り替え、大事ですね!

ビジネス英語で多用される名詞

知ってるようで知らない単語。うーんなんて言うんだっけっと、結構私は頭を悩ませました。是非一度、目を通しておいてください。

Spreadsheet(エクセルなどの表)

「それ、エクセルにまとめといてねー。」なんて、日本語ではパソコンで表にまとめる時など、エクセルを名指ししたりします…よね?それか「表にまとめておいて」でしょうか。表をそのままgoogle翻訳につっこむと「Table」っと出て来ます。でもこれでは、あまりスムーズに通じません。英語では「Spreadsheet」を使いましょう。

伝わりにくい表現::I’ve updated the table…?!(テーブルを更新しました…え、新しいダイニングテーブルでも買ったの?!ははは。)
正しい表現:I’ve updated the spreadsheet based on the meeting today, so please take a look.(今日の会議に基づいて表を更新しておいたので、確認してください。)

なんて、さらりと言えると、ホウレンソウ上手なデキる人をうまく演出できます。

Red flag、Yellow flag(赤い旗、黄色い旗、要注意フラグ)

こちらの旗の色を使った表現。もとは17世紀初頭に、軍隊が戦闘準備をしている状態を示す時に使われたそうです。18世紀には洪水注意報や、電車のストップにも赤旗が使われていたそう。

歴史的な由来のある赤旗ですが、仕事上で何か問題が予期される時に、注意をうながす意味で使います。

For me it raises a red flag.(これ、ちょっと問題だと思うな)

yellow flagは、赤旗よりも少し危機感が薄い感じですね。「少し注意が必要」といったニュアンスでしょう。

ちなみに、この仕事の状況を説明する旗の色ですが、自分に立ってしまった日には一大事。比較的シビアに評価がくだされる海外の仕事現場。自分の身は自分でしっかりと守ること、いつも頭の片隅においておくことが大切です。こちらに、「海外と日本の職場の違い7つ*海外4都市で現地就職した体験談」と題した記事を用意しましたので、海外の仕事環境に興味がある方はのぞいてみてください。

海外と日本の職場の違い7つ*海外4都市で現地就職した体験談

Timeline(予定の行動計画、スケジュール)

このプロジェクトの予定はどうなってるの?なんて言う時。日本語で使われている「Schedule(スケジュール)」をそのまま使っても大丈夫です。でも、Timelineという単語もよく使われます。

Timelineは年表や時系列などの日本語に訳されています。予定を聞く場合など、どちらを使っても通じます。が、しいて違いをいうならば、timelineを使った場合、何か1つのプロジェクトに限定され、予定が細かく組み込まれたスケジュールといったニュアンスがあります。

What’s the schedule for the project?(このプロジェクトのスケジュールは?)
What’s the timeline for the project? (このプロジェクトのスケジュールは?)

ちなみに、次の例のように、誰か人の予定を聞いたりする場合はTimelineは使えません。

(⭕️)My schedule is busy.(予定は忙しいです。)
(❌)My timeline is busy.(使用不可)

Scheduleの方がより幅広い意味で使用できますが、ビジネスシーンでTimelineもさらりと使えるとかっこいいですね。

Estimate(予想、予想する)、Quote(見積もり)

こちらのEstimateは名詞、または動詞でもよく使われます。プロジェクト管理に大事な単語ですね。

Can you give me a rough estimate on the cost of fixing it?(これを直すのに、だいたいお金がいくらくらいかかるか教えてくれる?)
How much time do you estimate for this project?(この仕事、だいたいどれくらい時間がかかると思う?)

こんな風に聞かれた時は、自分の経験から「だいたいこのくらいかなー」っと思う範囲で返事をして大丈夫です。100%正確である必要は普通はありません。

費用について話す時、Quote(見積もり)という単語もよく使われます。Estimateが気軽な予想として使われるのに対して、Quoteは細かく計算され、書面などに落とし込まれた見積もりという意味合いになります。

ビジネス英語:実際によく使うフレーズのまとめ

海外の職場でよく耳にする、10のビジネス英語表現や単語をまとめてみました。いかがでしたでしょうか?

なかなかスムーズに出てこないけど、英語環境で仕事をする際はよく使うものなので、機会があれば実際に使ってみるとよいでしょう。

今回書ききれなかったビジネス英語の表現、まだまだあります!また次回、第二弾でご紹介できればと思います。ご愛読ありがとうございました。