【英語表現】彼氏彼女、ただの異性の友達。英語でどう言うか徹底解説

国際カップルの平等

英語で恋人関係にある彼氏彼女ってどう言うの?逆にただの異性の男友達、女友達の言い方は?

適切な表現を使えてるか気になりますね。相手がどんな関係を表現したいのかも的確に把握したいところです。

英語での友達/恋人の呼び方は、女性が言う場合と男性が言う場合によってニュアンスが変わるので要注意です

今回は微妙な関係が表現される相手の呼び方について徹底解説します。

彼氏彼女(Boyfriend、Girlfriend)の呼びかた

日本語にも浸透している英語表現ですが、ニュアンスについて注意しましょう。

異性の恋人を表現する場合

異性の恋人

話し相手が異性を表現するときに「Boyfriend」「Girlfriend」を使う場合、日本語でいう恋愛関係の彼氏/彼女にあたります。

ストレートの男性がGirlfriendと言う場合には、恋愛関係にある彼女という意味です。

同じくストレートの女性がBoyfriendと言う場合は、恋愛関係にある彼氏のことです。

一番メジャーに使われる方法です。

同性を呼ぶ場合(女性→女性)

同性の呼び方:女友達

時として女性が他の女性を「Girlfriend」と呼ぶことがあります。

この場合、1)単なる女友達という意味、もしくは、2)同性愛者にとっての恋愛関係のパートナーと言う意味、の2通りが考えられます。

私は女性が「Girlfriend」と言うとドキッとしてしまいます。この人はレズなのだろうか?それとも、ただの女友達のことを言っているのか…。

上の写真の二人はどんな関係なのでしょう…(きっとただの同僚でしょう。)

例えば次のシチュエーションが考えられます。

男性:I went to a spa with my girlfriend last week.(先週、彼女とスパに行ってきたよ)

女性:I went to a spa with my girlfriend last week.(先週、女友達とスパに行ってきたの)

女性(同性愛者):I went to a spa with my girlfriend last week.(先週、彼女とスパに行ってきたの)

2、3番目は全く同じセンテンスになります。言葉だけでは、話し相手がストレートなのか同性愛者なのかは判断できません。

見た目や態度、その他の情報を総動員して分析するしか見分ける方法はありません。

同性を呼ぶ場合(男性→男性)

男友達の呼び方

男性が他の男性を「Boyfriend」と呼ぶ場合。

これはゲイの男性が、恋愛関係にある彼氏と呼ぶ時にのみ使われます

男性が普通の男友達を呼ぶときは、「My friend、Buddy、Guy friend」などを使います。

女性:My boyfriend likes sushi.(私の彼氏、寿司が好きなの)

男性(同性愛者):My boyfriend likes sushi.(僕の彼氏、寿司が好きなの)

男性:My friend likes sushi.(僕の友達、寿司が好きだよ。)

同性を表現する場合に、男女の間で言い方に違いがある点、要チェックです。

Boyfriend/Girlfriendの微妙な意味合い

Boyfriend/Girlfriendはシリアスな恋愛関係にある相手を呼ぶ時に使われます

体の関係があっても彼氏/彼女(Boyfriend/Girlfriend)ではない!なんて場合もあります。

海外では、複数の異性とデートして関係を持つ「お試し期間」の後、気に入った相手とシリアスになるパターンがよくあります。

その際「付き合ってください」の様な感じで「Can you be my girlfriend?」と正式に聞いたりします。

恋愛に対するカルチャーショック、頭の片隅に入れておくと良いでしょう。

こちらのビデオでは、小さい女の子が可愛らしく男の子の友達を「ボーイフレンド」と呼んでいます。

冗談ぽくお茶目ですね。女の子のお兄さんたちは取り乱してびっくりしている様子です。

ただの男友達、女友達の呼び方(Male friend、Female friend)

異性のただの友達を表現したい時は、「Male friend/ Female friend」が使えるでしょう。

友達を表現する時は Friend の一言で済むので、特に性別を意識して表現したい場合、少し硬い表現で使われます。

こちらのTEDトークのビデオクリップでは、女性への暴力について語る中で「Male friend」が使われます。

How can we get men to talk about violence against women and girls? And a male friend of mine pulled me aside and he said, “You want men to talk about violence. “

(どうすれば女性への暴力に対して、男性と話ができるでしょうか?私の男性の友達が私を脇に引っ張ってこう言いました。「男性に暴力について話して欲しいんだって?」)

ただの友達と言う表現ではなく、「男性の友達」と明確に表現するために「male friend」と言ってます。

英語での彼氏彼女/友達の呼び方のまとめ

ここまでの話をまとめると以下のようになります。

<男性が話し手の場合>

男性の友達女性の友達
ただの友達(カジュアルな表現)Guy friendFemale friend
ただの友達(少しフォーマルな表現)Male friendFemale friend
恋人(恋愛関係)BoyfriendGirlfriend

<女性が話し手の場合>

男性の友達女性の友達
ただの友達(カジュアルな表現)Guy friendGirlfriend
ただの友達(少しフォーマルな表現)Male friendFemale friend
恋人(恋愛関係)BoyfriendGirlfriend

その他の恋愛関係にある相手の呼び方

Partner(パートナー)

異性のパートナー

日本では戸籍上認められていませんが、カナダではコモンロー(Common Law)という、1年以上同棲したカップルを家族として認めた形態があります。

コモンローのカップルには税制上の配慮やビザの発給などの優遇があります。

正式に婚姻関係を結んだHusband/Wife(夫/妻)ではない相手を表す表現として「Partner」が使われたりします。

同性愛にあたるカップルが相手を呼ぶ時にも使います。

My partner doesn’t clean the house at all.(うちのパートナー、全然掃除しないのよ。)

なんて感じだと、結婚はしていないが同棲している相手、または同性愛の相手を指していることになります。

一つの単語で、話し相手の置かれた環境がわかるキーワードです。

ビジネスパートナー、ヨガのパートナー、など幅広く「相手」を表現するときにパートナーが使われます。

Significant others(恋愛対象の相手)

「Significant others」はちょっとかしこまった表現になります。

異性を同伴するパーティーの招待状などで、“Spouse or significant others”と表記がよくあります。

「Spouse」はHusband/Wifeの立場にある結婚相手を指します。

続く「Significant others 」は、Boyfriend/Girlfriend, Common law partnerをひっくるめて、恋愛関係にある相手のことです。

こちらのビデオでは、恋愛関係にある相手全般を「Significant others」と一括りにしてプレゼンテーションをしています。

So who else do you negotiate besides your kids? Significant others, OK, so some of the tough negotiations start at home.

(子供の他に誰と交渉しますか?恋愛対象の相手、そうですね。難しい交渉のいくつかは家庭で始まります。)

同性愛だったり、結婚はしてないけれど法律上認められた同棲をしているカップルも含めて呼べる便利な表現です。

まとめ

同性愛や事実婚など多様な文化背景に根ざした英語表現。興味深いですね。

間違えると勘違いされたり困ったことになる「恋人、ただの友達」の表現、参考になると嬉しいです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。