友達と一緒に出かける約束を英語でスムーズにできますか?これ、簡単そうに思えて結構、言い回しがわからなかったりします。
誘い方も失礼にならないよう、ニュアンスに気をつけたいところです。それでは、友達を誘う時に覚えておきたい英語のフレーズを順番に見ていきましょう。
目次
英語で誘う前の導入 挨拶
英語の基本の挨拶や話し始めは、結構いつでもどこでも「How are you?」
「How are you? – I am fine, thank you.」って中学校の英語の初めの授業で習ったりしますね。How are you?については別記事にて次回詳しくお話しさせてください。それだけ使用頻度の高い重要フレーズなのです。
英語で誘う時の出だしを「How are you?」で始める事は大変多いです。誘う前の話しかけやメッセージの冒頭はこれでいけます。
例えばこんなバリエーションが実際使えます。
- How are you?(お元気?)
- How are you, Thea? (やぁテア、元気?)
- How are you today?(今日は調子どう?)
- How are you doing lately?(最近どうしてるの?)
挨拶の次は?
続いて、最近会ってないねーなどと繋げてもいい感じです。次に誘うステップにうまく繋がります。ちなみに英語では「See(直訳で見る)」を人に会うという意味で使います。
- Long time no see. (長い間会ってないね)
- I haven’t seen you for a while.(しばらく会ってないね)
実際に誘うフレーズ
では実際に誘ってみましょう。
英語で誘う時に使えるフレーズや言い回し
友達をコーヒーや飲みに誘うときに使える「would you like to grab 〜」はよく使用されます。「Would you like to〜」は「〜したいですか?」ですね。
それと、「grab〜(直訳でつかむ)」ですが、grab a coffee でお茶する、だったり、grab a drinkで飲みに行くだったり、カジュアルなお誘いに使えます。
- Would you like to grab a coffee with me?(一緒にお茶しない?)
- Would you like to grab a drink sometime?(いつか飲みに行かない?)
- Would you like to grab lunch next week?(来週ランチしない?)
英語で誘う時に「おごるよ」って言いたい時は?
おごるよってすらっと英語で言えますか?私はずっと間違った自己流の言い方をして、不思議な顔をされたり、うまく伝わらなかったりした時期がありました。読者の皆さんのようにちゃんとネットで調べたりしておけばよかったなっと後悔しています。
おごりたい時は「Take you out for 〜」がスムーズな言い回しです。そのほかにも、多数違った言い回しがあります。覚えておくと役に立つでしょう。
- Can I take you out for a coffee?(コーヒーおごらせて)
- It’s on me.(私のおごり)
- It’s my treat.(私のおごり)
誘う時にさらっと使えるとかっこいい表現
「stop by(ちょこっと立ち寄る)」や、「catch up with(近況報告する)」、「check out(試してみる)」なども出現頻度の多いフレーズです。覚えておくと役に立ちます。
- Would you like to stop by my place?(うちにちょっと寄ってかない?)
- Let’s catch up.(近況が聞きたいわ)
- I’d like to check out the new restaurant at the corner(角にできた新しいレストランを試してみたい)
日時、場所の決定
誘った後、ではどうやって実際の会う約束を結べば良いでしょうか。使える表現や大事なニュアンス、また勘違いがおきやすい事項など説明していきます。
日時、場所の決め方
いつ時間があるか、都合が合うかを聴くには 「available(直訳で利用できる、使えるなどの意味)」 が使えます。他にも、「work(直訳では働く、機能するなど)」も日本語の直訳とは違う意味で多用できるので、知っておくといいですね。
- Are you available some time next week? (来週時間ある?)
- Does coffee this Friday work?(今週金曜にコーヒーできる?)
自分の都合について伝える
相手の都合後尋ねるのと同時に、こちらの都合も伝えておくとスムーズに約束ができます。「I’m easy」や「It’s up to you」は、約束事以外にも、ふと質問された時の返事にも頻繁に使えたりするので、ぜひ覚えておいてください。
- I’m available this weekend.(今週末空いてるよ)
- I’m not available next week.(来週は都合がつきません)
- I’m easy.(私は何でも良いよ)
- It’s up to you.(あなた次第で。あなたに合わせるよ)
英語で日時を決める時に勘違いしやすい今週、来週の定義
今週か来週かについて日本語でも勘違いしやすいですよね。例えば、今日が月曜日でNext Thursdayと言われた場合3日後の木曜日のことか、はたまた10日後の木曜日のことか、英語のネイティブ同士でも混乱したりすることがあります。
しかも質問したのが日曜など週の変わり目の場合など特にややこしいことになります。英語圏だと日曜を週初めに考えたりするケースも関連してきます。今週、来週などの色々の表現の仕方を下にリストアップしておきますので参考にしてください。
- This weekend (今週末。誘うのが土日の場合、今の土日のことを言っているのか、はたまた一週間後の週末のことを言っているのか行き違う場合があります。)
- Next weekend(来週末。上と同様、誘うのが土日の場合、ややわかりにくいです。)
- This coming weekend(次にやってくる週末。例えば、誘うのが週の中頃の水曜だった場合、水曜から数えて数日後の週末のこと。)
- A week Sunday(一週間後の日曜日。この表現なら土曜日にメッセージを送っても、明日の日曜ではなく、一週間後の日曜日だと意思疎通ができます。)
今週、来週でこんがらがったり、伝わらなかったり、はたまた勘違いがあったりという経験が幾度かあります。なので、今では大事な約束の時は何日の何曜日という表現を使っています。これを追加するように心がけてから、コミュニケーションミスが格段に減りました。
例えば、
- I am available next Sunday, on the 6th.(6日の日曜なら空いてるよ)
- I can make it on Thursday April 10th.(4月10日の木曜なら都合がつくよ)
などです。ぜひ使ってみてください。
英語で丁寧な質問やお願いの仕方。絶対に覚えておきたい言い回しフレーズ
「I was wondering if …」これ2重線です。テストに出ます!このフレーズを追加するだけで、お願いしたい事、聞きたい事がガラッと丁寧になります。ぶしつけにならないニュアンス表現に変身します。世界でも礼儀正しいと噂の日本人としてはマスターしておきたい言い回しです。
この言い回しを使って、スケジュールの催促や、行きたい場所へのお誘いなどがグッとスムーズになるはずです。
例えば、
変身前のフレーズ(ビフォアー): Can you tell me your schedule? (スケジュール教えてくれる?)
が、
変身後のフレーズ(アフター): I was wondering if you could tell me your schedule.(スケジュールを教えていただけませんか?)
に変身します。
親しい間柄なら「Can you」でも問題ないのですが、念のため相手にムッとされないためにも無難に「I was wondering if」とつけておきましょう。ちなみに、I was wondering if に続く動詞は Can から Could に活用させているのもポイントです。
友達を誘う時以外にも、ビジネスで提案やお願いしたい事がある時などにも使えるので、絶対覚えておくと良いでしょう。
誘いに対する返事の仕方
相手から返事が来た場合の返事の仕方についてです。「make it」(直訳ではそれが作れるですが、ここでは都合がつくという意味です)。その他にも「get back to」(折り返し連絡する)なども、知っておくと重宝します。
- Sounds good.(それいいね)
- That works for me. (都合がつきます)
- Sorry, I can’t make it that day.(ごめんなさい、その日は都合がつきません)
- I’ll get back to you.(折り返しお返事します)
フォローアップ
約束をしたのがずいぶん前だったり、状況が変わったりなどした場合、まだ約束した日時が大丈夫か確認のメッセージをしておくと良いです。「up for」(したい、興味があるなどの意味)や「Looking forward to 〜ing」(〜を楽しみにしている)要チェックです。
- Are you still up for a coffee tomorrow?(明日のコーヒー、まだ大丈夫?)
- I’m looking forward to seeing you.(会えるのを楽しみにしてます)
まとめ
では最後に、取り上げたいくつかのフレーズや言い回しを使った、英語で誘う時の会話の例文を紹介します。復習をかねて目を通してみてください。
シチュエーションは、主人公(Sachiko)が、友達のテア(Thea)を口頭でお茶に誘う場面です。上記のどの項目に当たるかも、目次番号を振り当てておきましたので参考にしてください。
Sachiko : Hi Thea. How are you?(やぁ、テア。元気?)
Thea : Good, how are you?(元気だよ。元気?)
Sachiko : Good, but I haven’t seen you for a long time! Would you like to grab a coffee with me some time next week? It’s on me.(元気よ。でも長いこと会ってないね。来週あたりお茶でもどう?おごるよ。)
Thea : Oh really? Thanks. That sounds great.(ほんと?ありがとう。それいいね。)
Sachiko : Are you available next Thursday, the 19th?(次の19日の木曜日はどう?)
Thea : I’m sorry but I can’t make it that day. How about next Friday instead?(ごめん。その日は無理そう。代わりに次の金曜日はどうかな?)
Sachiko : That works for me. I was wondering if you’d like to check out the new coffee shop at the corner?(大丈夫だよ。角にできた新しいカフェに言ってみたいのだけどどう?)
Thea : Yep, sounds good. Looking forward to catching up with you!(いいね。近況が聞けるの楽しみにしてるわ。)
Sachiko : Me too! See you then.(私も。それじゃまたね。)
Thea : See you!(またね。)
英語で人を誘う時の一連の流れを、順を追って解説してきましたがいかがだったでしょう。ここに書かれているものだけでなく、他にも様々な使える表現を自分なりに見つけて、ボキャブラリーに足していけるといいですね。
これで少しでも、皆様が外国人のお友達と出かける機会が増えるといいなっと、心より応援しています!