北アメリカの常識!滞在時に知っておきたい9つのこと

北アメリカの常識7:子供のマナーに注意すべし

海外に長期滞在や移住する場合、現地のマナーや常識を知っておくに越したことはありません。日本との違いを少しでも知っているだけで、日常生活のストレスが減ったり、スムーズに現地に溶け込めたりするでしょう。日本とは異なる北アメリカでの常識を9個ご紹介していきます。

北アメリカの常識1:ドアを開けたら、持ったまま次の人に快く譲るべし

日本ではドアを開けたあと、次の人を気にすることは、ほとんどないですよね。というか、便利なスライド式自動ドアになっていたりで、ドアを開けるという動作自体が少ないのかもしれません。

海外ではドアを開けた後、次の人がドアを支えられるようになるまで開けておいてあげるのがマナーです。次の人が来てバトンタッチのように交代します。時折、かなり離れた距離からドアを持って待っている、大変親切な人がいます。私は申し訳なさがいっぱいでダッシュしてしまいます。

こちらのYoutubeの動画では、どこかの大学キャンパスでの、ドアを持つべきエチケットについての社会実験をまとめています。とてもスムーズに次の人にドアを引き継ぐ動作、まるで熟練されたダンサーのようです。また、開けた後すぐ後に人がいない場合でも、背後を振り返り誰もすぐに来ないか確認するジェスチャーも必見です。

このビデオでは、ドアの開け方の態度によって、様々なタイプに分類しています。

  • 理想的なドアの開け方をする「The Considerate Citizen(良識のある市民)」
  • ドアを持ったり、背後を確認しない代わりに、大きめにドアをバンっと開けて、次に来る人が入れるように考慮する「Hopeful」
  • 自分だけが入れるスペースを作り、次の人への考慮をしない「The Weakling」
  • 自分が入った後に、次の人を入れないためにわざと阻止する「Asshole」
  • ドアを持ってあげて、何人もの人を誘導するちょっとお人好し「The pushover」

このように、必ずしも全員がドアを次の人のために持ってあげるというわけではありません。でも、ここは一つ気持ちよく、覚えたいところ。ドアを開けて次の人に気持ち良くバトンタッチする技、よく観察して身につけておきましょう。

ちなみに海外では、日本のようなスライド式自動ドアはあまり見かけません。自動ドアというと、障害者やベビーカー用に、ドアを開けるボタンが壁にあって、ボタンを押すと自動でドアが開くという仕組みになっています。

アメリカの常識:ドアを開けるボタン

こちらのボタン。サイズも結構大きく、推し甲斐があります。子供の格好のおもちゃになります。接続不良だったり、壊れている場合もよくあります。そんなときは思わず連写してしまいます。ベビーカーを推していた時に大活用したこのお助かりボタン。でも、誰が何で触ったかわからないボタン。使う時なるべく肘や膝で押しましょう。

北アメリカの常識2:食事のマナーに気をつけるべし

北アメリカの常識:食事作法

音を立てて食事をする。食器を持って食べる。どちらも日本ではオッケー、北アメリカやヨーロッパではNGです。これらの最低限のマナーは、現地の方にとって大変気になるポイントのようです。気をつけましょう。

他にも細かい食事のマナーがこちらのビデオクリップで紹介されています。フォーマルなディナーパーティーでない限り、何種類もあるスプーンやフォークの使い方などを覚える必要はありません。ですが、着席式のパーティーに招かれた場合に、覚えておいた方が良いテーブルマナーを紹介していきます。

  • テーブルに座ったら、1分以内に自分のナプキンを膝の上に広げる。赤ちゃんの前掛けの様に襟元にささないこと。ナプキンは膝の上に食事が落ちて汚れるのを防ぐ目的の他に、口に着いた汚れを拭き取る役目があります。
  • テーブルの上に届かない物がある時、無理して取ろうとするのはマナー違反です。近くの人に取ってもらうようお願いするのが礼儀。”Can you pass me xxx, please”とお願いしましょう。自分のことは自分でと気を使ってしまう日本人にとって、慣れるまで心苦しいかもしれません。ですが、マナーの一環として考えましょう。
  • 北アメリカのディナーパーティーでは大概、皆で分け合うように大皿に料理が盛られて、テーブル中央に置かれます。それをを次々と手渡しながらお皿にとっていきます。取り分ける時に、自分の皿に大量に盛りすぎたりしないように気をつけましょう。
  • 飲みすぎて、他人を害してしまうジョークや、パートナーと喧嘩を始めたりしないこと。これは日本でも同じですね。

無意識に何気なくしている日常の動作ほど、修正するのは難しいものです。しかし、食事のマナーに反すると、一緒に食事をしている相手に不愉快な思いをさせてしまいます。海外の方と気持ちよく食事ができるよう、頑張って注意をしましょう。

北アメリカの常識3:切符や乗り換え証明書をキープすべし

北アメリカの常識:乗り換えの際の証明書発行マシーン

北アメリカの公共交通では、市内の電車やバスはだいたい一律の料金設定がされています。1駅乗っても3ドル、1時間かけて街の反対側まで行っても3ドル。なので交通費は日本より安い気がします。

ですが、料金の支払いシステムはかなり旧式です。駅の改札で料金を払った後、切符をもらうシステムだったり。こちらトロントでは、切符すらもらいません。料金を払って改札を通り抜けるのみです

その代わり、乗り換えの際、例えば一度駅の外に出てバス停に行く必要がある時などは、Transfer(乗り換え証明書)をボタンを押してもらいます。そしてこのトランスファーを見せてバスに乗ります。

無銭乗車する人が後をたたないため、時々取り乗車券を見回る係員が、駅やバスに登場します。その時に切符や乗り換え証明書がない場合、罰金の支払いを要求されます。トロントの場合$235(2018年現在)の罰金(トロント交通機関ウエブサイトより)になります。嫌な思いをしないで済むように、乗車券はしっかりと持っていましょう。

ちなみに、日本の電車やバスはどこもかしこも、スイカやパスモでピピッと通り抜けられますね。携帯電話や腕時計にアプリをインストールして、カードさえいらなかったりします。かなり前から存在するカード式の料金支払いシステム。日本にいると当たり前のような技術ですが、海外では必ずしもそうはいきません。

こちらトロントでは昨年になってようやく、専用のカードでピッと料金を払えるようになりました。ですが、カードをかざしても「ピッ」となるだけ!残高が表示されません。これはとても不便です。乗り換えの際にもカードをかざさないといけないのですが、無料の乗り換えも、もしかしたら料金が更にチャージされているのではっと不安になってしまいます。

北アメリカの常識:プレストカード

日本のように、お財布ごとピッと支払えるか試してみました。もちろんできませんでした(涙)。日本にかれこれ10年以上あるテクノロジー、なぜそのまま輸入できないのかと悲しくなってしまいます。

北アメリカの常識4:返品やギフトレシートを活用すべし

北アメリカの常識4:返品やギフトレシートを活用すべし

こちらは覚えておくとお得な情報。日本では一度購入した商品の返品や交換は、あまり普及していないようです。が、北アメリカは返品大国!日本ではあり得ないものまで返品できることもあります。これを使わない手はありません。お店によって対応はかなり違いますが、例えば以下のようなものが返品できることがあります。

  • 食品(美味しくないという理由で返品する人がいるとか)
  • 使ったもの
  • 買ってすぐに壊れたもの
  • セール品
  • レシートに書かれてある返品期限が切れてしまったもの
  • レシートをなくしたもの
  • 同じ系列の他店で買ったもの
  • そのお店で買っていないもの(その商品を取り扱っている場合)

消費者にとってありがたいですね。信じられない物まで返品するツワモノの話を聞きますが、どちらかというと小さな個人経営のお店よりも、大手のチェーン店の方が返品しやすいです。

例えば、DIY材料や建築材を扱っているHome Depot(ホームデポ)という大手チェーン店では、レシートがなくても使用したクレジットカードがあれば履歴を見て返品させてもらえます。またそのクレジットカードさえない場合、ストアクレジットという形で返金されます。また返品期限も90日と長く、また期限が切れてしまったものでも受け取ってもらえたりします。

他には、日本にも進出している大型販売店のCostoco(コスコ)ですが、基本どんな商品でもメンバーカードを見せるだけで返品できます。また、一部の電子機器を除き返品期限がありません。そして半分以上残っている食品も返品できます。こちらは日本のコスコでも同じルールのようですね。

また、大手の本屋さんであるIndigo(インディゴ)というお店では、なんとそのお店で買ったものではなくても、インディゴが販売をしている商品であれば返品してもらえることがあります。これは、素晴らしい限り。プレゼントでいただいたけど使い道のないもの、他店で買ったけどやっぱり不要だと思ったもの、などなど返品の幅が広がります。

ですが、返品する際に、要求を受け付けるかどうかはレジの人の判断次第。何度か、私が返品しようとしたらダメだと言われたけれど、旦那が後日代わりに行ったらすんなり返品できたことがあります。ある意味、交渉術ですね。コツは堂々と、でもフレンドリーに話をすることだっと、返品マスターの夫は語っています。

北アメリカの常識5:携帯電話の使い方に注意すべし

アメリカの常識:携帯電話の違い

日本ほど携帯電話がどこでも使えて、料金設定も良心的な国はないと思います。カナダでの携帯電話システムの特徴は以下の点です。

  • 地下鉄や地下街、田舎などで電波が入りにくいところが多くある。地下鉄に乗りながら友達とテキストを送り合うなんて事ができません。待ち合わせに遅れる連絡などは、地下鉄が一瞬地上に出る瞬間などを狙って送信したりしています。
  • 電話を受信する際にも料金が発生します。これは驚き!たまにいたずら電話やセールスの電話が掛かってくると、即切りです。
  • インターネットが使い放題のプランがない!契約した月ごとのデータ量を超えてしまった場合、さらにデータを追加料金で買うかどうかのお知らせテキストが来ます。とっても面倒です。
  • 電話着信時に相手の名前を表示するには、特別料金を払う必要がある。Caller IDという、電話の発信者情報を表示するために、コールディスプレー機能を追加する仕組みになっています。プランに最初から込まれているケースもありますが、格安のプランの場合には数ドル払ってこの機能をつけねばなりません。

なかなか使い勝手が悪いですね。ですが、北アメリカの方が良い点もあります。日本では公共交通機関での通話は、マナー違反として制限されていますね。海外では、電車やバスの中でも堂々と電話で話しています。(電波がつながればの話ですが。)

あとから知らなかったーと後悔する事がないように、チェックしておきましょう。

北アメリカの常識6:公共の場での飲酒は気をつけるべし

アメリカの常識:公園でのアルコール飲酒

海外では場所によっては、外でのアルコールの飲酒は違法になります。カナダのトロントやバンクーバーでは違法、罰金$125。一方モントリオールでは合法です。なので時々ホームレスが茶色の紙袋でお酒の瓶を覆ってこそこそと飲んでたりします。

また日本の一大イベントお花見。こちらトロントでも人気行事になりつつあります。が、花見の場でももちろんアルコール厳禁。警備の警察官が見回っています。裏技で水筒に詰め替えて持ち込んだりして、びくびくと飲んでいる人もいました。

北アメリカの常識7:子供のマナーに注意すべし

北アメリカの常識7:子供のマナーに注意すべし

レストランや公共の場で子供が騒いだら、外に連れだして落ち着かせましょう。子供だから許されるという言い訳は通用しません。また、他の客に迷惑をかけないように、奥の方や、他と離れた席を希望してみるのも良いでしょう。

こちらのビデオでは、「Supernanny」(スーパーナニー、ナニーとはベビーシッターのこと。)というテレビ番組の1場面がアップされています。レストランに食事に来た5人家族。奥まった席に着いたものの、子供が激しく叫んだり、遊び出したりと収拾がつかない模様。親が恥ずかしいっと語っています。

このような事がないように、家族づれでの外食には気をつけたいですね。

北アメリカの常識8:自転車は車道を走るべし

アメリカの常識:車道を走る自転車

これ、初めて聞いた時、私は信じられませんでした。でも注意してみていると自転車はいつも車道を走っています。これはバイロー(Bylaw)という地域の法律で決められたルールです。「車輪の大きさが一定以上の乗り物は、車道を走らねばならない」そうです。ですので、逆に子供が小さな自転車に乗っている場合は、歩道での乗車で大丈夫です。

今でこそ多少は慣れましたが、やはり日本でサイクリングする感覚とは別物です。特に交通量の多いダウンタウンの大通りを自転車で走る時は、かなり怖い思いをします。大型トラックが真横を通り過ぎて行く時の爆音や、交互に様々な方向から来る車など、神経を集中してドキドキしながらのサイクリングになります。

車道を走る以外にも、サイクリングには細かい規定があり、違反すると様々な罰金のペナルティーを受けます。例えばトロントの場合、以下のリストがあります。

  • 右折左折などは腕を使ったサインで表示すること。サインを怠ったり、一時停止を無視した場合、罰金$85
  • 適切なライトやベルを自転車に設置すること。罰金$85
  • 信号無視。罰金$260
  • 歩道を自転車で走行しないこと。罰金$60
  • 1人乗り用の自転車に複数人で乗らないこと。罰金$85
  • 停車中のスクールバスが赤いライトを点灯中に横を通り抜けないこと。罰金$400
  • 18歳以下の未成年や、電気自動車に乗る場合、ヘルメットを着用すること。罰金$60
  • 道を逆走しないこと。例えば一方通行の道などは基本逆走はNG。罰金$35

また、自転車で車道を走る際は、停車中の車のドアに細心の注意を払いましょう。後ろから自転車がくることを知らないでドアが開けられた場合、ドアに衝突して大怪我の原因になります。これは「Doored」と呼ばれています。去年だけでもトロント市内で200件の被害が出ています。道路沿いに車が駐車されている場合、道路側の席に人影があるかどうか確認しながらサイクリングすると良いでしょう。

車道を走らねばならない自転車ですが、自転車愛好家もただ黙っているわけではありません。町中にバイク専用のレーンが整備されています。交通量の多い道では、バイクレーンの横についたてが一定距離で立ち並び、横を走る車との距離を保てるようになっています

アメリカの常識:自転車の専用レーン

自転車を移動手段に使う場合、この自転車専用レーンを優先的に使うと良いでしょう。グーグルマップで道順を表示する際、自転車マークを押すと自転車専用レーンが優先的に表示される様です。是非使ってみてください。

北アメリカの常識9:道路の横断に気をつけるべし

アメリカの常識:ボタン式横断歩道

上の写真は、日本ではなかなかお目にかからない、ボタンを押して渡る横断歩道です。ボタンを押すと、車道の上にかかっている「Xマーク」のパネルが点灯し、車はすぐに停車しなくてはいけない決まりになっています。そして渡る時は、片手を前に突き出し「道路を渡っています」という意思表示をしつつ、横断するのが勧められています。

ですが、パネルが点灯しているにも限らず、突っ込んで来る車、かなりの頻度であります。渡り終わってないのに動き出す車もあります。怖いですね。

また郊外の方に行くと、何車線もある道路を渡る横断歩道があります。郊外での生活は基本として車社会のため、あまり歩道を歩いている人を見かけません。なので、信号の切り替えにもボタンを押さないといけない事が多くあります。また、歩行者にはわかりにくい信号だったりもします。

激しい運転をしたり、交通無視をしたりするドライバーが多く、予期せぬことも起こります。道路を渡る時は常に注意をしましょう。

まとめ

北アメリカでの常識で知っておいた方が良いこと、少しでも参考になりましたでしょうか?前回のこちらの記事でも、チップや身の安全などについて、ご紹介しています。合わせて読んでいただけれると、さらに理解が深まるのではと思います。

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