[掃除のコツ] 焦げ汚れがごっそり!金属別落とし方&洗剤の徹底比較

焦げ汚れがごっそり!金属別落とし方&洗剤の徹底比較

オーブンやガスコンロについた頑固な焦げ。シンク周りの水垢。ステインレス製の家電の汚れ。はたまたアンティークな銀食器。何を使ってどう汚れを取れば良いのか、頭を悩ますところです。しかも、間違って傷をつけてしまったり、時間をかけてごしごししても全然はかどらないと、ドヨーンと悲しくなります。

ですが、汚れが落ちた後のピッカピカの輝き。一度体験したら病みつきになります。しかも、さほど努力せず、短時間で掃除が終われば尚のこと。まるで自分は天才主婦であるかの自信が得られます。鏡のようにピカピカ光る蛇口を見るたびに、細く笑みを浮かべるのは私だけでしょうか。

今回は、金属素材ごとの焦げやサビなど、汚れの落とし方を徹底比較してご紹介したいと思います。

ガスコンロ、オーブンや鍋など、頑固な焦げ付きの落とし方

代表的な金属汚れで厄介なのがこちら。オーブンやガスコンロに付く、古くて頑固な焦げ。普通にスポンジでゴシゴシしても、一切歯が立ちません。メンドくさがりな私は過去に一度、スチールたわしでガシッと掃除を試みたことも。ですが、見事な傷の輪が表面にばっちりつけてしまい、ヒェーっと降参してしまったいました。コンロやオーブンの焦げ落としに、スチールたわしでゴシゴシは厳禁です!

結論、キッチンの焦げ付きには、こちらのアストニッシュ アストニッシュ オーブン&クックウェア クリーニングペーストが最強です。今まで何を試しても落ちなかったり、永遠と時間がかかった汚れがスルスルっと落ちていきます。そして、落ちた汚れを含んだ茶色い泡の下には、購入時以来の光り輝く表面が出現。いや、買った時以上に光り輝いています!この快感はたまりません。

Astonish Oven Cleaner

今まで試した焦げの落とし方と効果

アストニッシュクリーナーにたどり着くまでに、幾つかしつこい焦げを落とす方法を試してみました。私の評価の結論を下の表にまとめました。

方法評価効果
スチールたわしでゴシゴシ X傷がつくので厳禁。
ユニバーサルストーン クリーナー(後述) △微妙に落ちているかもしれないが、劇的な変化なし。
重曹と食器洗剤を混ぜて、スポンジでゴシゴシ ○頑張れば汚れが落ちる、が、時間がかなりかかる。一般家庭にある材料を使用する点は良い。
アストニッシュオーブンクリーナをスポンジでゴシゴシ ◎汚れによっては少し力は必要だが、スルスルと落ちる。劇的な変化!

焦げを落とすクリーナーや洗剤の比較実験

実際に焦げ汚れの落ち方の違いを比較検討してみました。実験には焦げや汚れがこびりついた、真っ黒なオーブントレイを使用しています。スポンジでゴシゴシしても一向に歯が立ちません。

写真の左から、ユニバーサルストーン(左)、重曹と食器洗剤(真ん中)、アストニッシュクリーナ(右)を使いました。肌が弱い私はゴム手袋を付けて汚れ落しをしましたが、ユニバーサルストーン、アストニッシュクリーナ両者とも、肌が弱くない人は手袋なしで大丈夫のようです。

焦げの落とし方実験:アフター

実験の途中経過もご紹介。

焦げの落とし方実験:実験中

ジャーン。実験結果の写真です。

焦げの落とし方実験:アフター

ユニバーサルストーン(左)使ったはほとんど汚れが落ちていません。重曹+食器洗剤(真ん中)は、力を入れてゴシゴシ頑張った箇所だけ綺麗に落ちています。アストニッシュクリーナ(右)は、少し頑張ってゴシゴシしましたが、全体に劇的に汚れが落ちています。

結論。私は素早くごっそり落ちるアストニッシュクリーナに1票です。腕力に自信がある人や、ゴシゴシするのが趣味の人、薬品をなるべく使いたくない人や、余計な洗剤を購入したくないひとは、重曹+食器洗剤でもいけそうです。

焦げ落としに最適!アストニッシュクリーナーの使い方

アストニッシュクリーナーは使い方も簡単。パッケージを開けると薄茶色のねっとりしたペーストが入っています。これを少し湿らせたスポンジで少量とって、磨きたい表面につけ、くるくると軽く円を描くように磨いていきます。汚れによっては力を入れてゴシゴシする必要もあったりします。

しつこい汚れの場合は、数分放置してからゴシゴシした方が、汚れの落ちが良い気がします。汚れを落とした後は、水で洗い流すか、濡れスポンジでふき取るかします。仕上げに乾いた布で表面を綺麗に拭き取ります。

アストニッシュクリーナーの注意点

こちらの商品、実演販売で見て即買いした商品。アマゾンでの評価も4と少しと、かなり評価が高いです。汚れや素材にピッタリマッチすると、掃除後の輝きは尋常ではありません

が、こちらの商品を使用する際、よく注意する必要あります。パッケージにも書いてありますが、研磨剤が入っているので、素材によっては傷がついてしまうこともあるとか。手元にある英語版のパッケージに以下のように記載がされています。

  • Oven , Stove Tops, Pans and Cookware: Do not use on highly polished or brushed stainless steel e.g. pan lids (Use Astonish Stainless Steel Cleaner). Avoid excessive use on clean and unsoiled enamel surfaces. Do not use on non-stick coating on pans. (オーブン、ガスコンロや鍋:ブラッシュ加工のステンレス製品には別製品を使うこと。過度にエナメルの表面を磨かないこと。ノンスティック加工のフライパンには使えません。)
  • Glass Ceramic Stoves: Avoid pressure to markings on glass surface.(ガラスセラミックのコンロ:力を入れてゴシゴシしないこと)
  • Bath Tubs, Tiles, Sinks: Not for plastic or acrylic baths (use Astonish Bathroom Cleaner). Do not use on cracked or damaged glazing.(バスタブ、タイル、洗面台:プラスチックやアクリルのバスタブには別製品を使うこと。割れたりひびのある表面には使わないこと)
  • Chrome, Metal: Do not use on highly polished silver or other delicate surfaces. Avoid use on highly polished stainless steel and brass/copper(クロム金属:よく磨かれた銀製品や、繊細な表面には使わないこと。ブラッシュ加工のステンレス製品や真鍮/銅には使わないこと)
  • uPVC Windows and Doors, Patio Furniture: Do not use on gold or silver plated fittings.(窓やドア、パティオの家具:金や銀のコーティングがされた製品には使わないこと)

上記の通り、用途に様々な制限があります。

要は、

使用禁止な素材:繊細な金属、ブラッシュ加工のステンレス、ノンスティック加工製品、プラスチックやアクリルのお風呂、金銀などがコーティングされた製品、真鍮、銅
使用する際、ゴシゴシを避けるべき素材:エナメル、ガラス、セラミック

ということでしょうか。ですが、使われている素材がわからなかったり、はたまた「Brushed stainless steel」(ブラッシュ加工のステンレス製品?)とはなんぞやっ、と首を傾げたり。見極めが難しい所です。なので次に、実際に家中の物を掃除した後の結果をご紹介します。

アストニッシュクリーナーの成功/失敗例

シンクがピカピカになって、自称主婦の鏡と錯覚した私は、家中の金属をゴシゴシしてみました。劇的にきれいになったもの、傷がついてしまったもの、多々あります。皆様の持っている製品の素材や力の入れ加減、スポンジの種類によっても結果はまちまちだと思いますので、参考程度にご覧ください。

水道の蛇口、シンク周り(成功):水垢や茶色い汚れが綺麗に落ちました。
アストニッシュクリーナの汚れの落ち方:キッチンシンク

オーブントレイの底(成功):黒い焦げ付きが取れました。一部本当に頑固な汚れは落ちなかったので、この後ヘラで削ぎ落としました。(ふー)
アストニッシュクリーナの汚れの落ち方:オーブントレイ

こちらはIKEAのステンレス製ゴミ箱。サビは取れませんでした。買い替えを検討中。(失敗)
アストニッシュクリーナの汚れの落ち方:ゴミ箱

こちらのランプ、どうやらプラスチックに金属がコーティングされてあったもののようです。コーティングが剥げて、一部下のプラスチックが出てきてしまいました。また磨き上がりもピカっとはしません、涙。(失敗)
アストニッシュクリーナでコーティングが剥げてしまったランプ

IKEA製のフロアランプの土台。一箇所黒い点があったので、たわしでゴシゴシしたら、その箇所だけ澱んだような傷がついてしまいました。(失敗)
アストニッシュクリーナで傷がついたランプ

ステインレス製の電子レンジや冷蔵庫は、傷が怖いので使っていません。(却下)

ステンレス製の家電の手垢や汚れの落とし方

ステンレスの冷蔵庫や食洗機、電子レンジなどは、上記のアストニッシュクリーナーでは傷がついてしまう可能性があって怖い!そんな場合におすすめは、こちらのユニバーサルストーン

ユニバーサルストーン

全て自然に還る原料で出来ており、環境や人体に優しく、小さい子供や赤ちゃんのいる家庭でも使用可能。パッケージに使用制限は特に記載されていません。また、汚れを落とした後はさっとふき取ると、材料に入っているオイルやグリセリンの効果で、汚れがつきにくくなるコーティングもされます。

今まで掃除に使用した中で、傷がついてしまったり、傷めてしまった製品はありません。ですが反面、上記のアストニッシュクリーナーには洗浄力の面で劣るケースもあります。例えば、上の比較実験でお見せしたように、頑固な焦げ付きはほとんど落ちません。

日常の汚れ落としに最適。ユニバーサルストーンの使用方法

専用のスポンジを少し湿らせて、容器に入っているストーンを少しすくいとります。そしてスポンジを揉んで濃厚な泡を立てたら、軽く表面を転がすように磨きましょう。

その後、軽く水洗いしてストーンを落とすか、布で余分なストーンを拭き取ります。仕上げに乾いた布などで表面を乾燥させます。うーん、ピカピカで気持ちいいですね!これなら日常の掃除にも簡単に取り入れられます。

ユニバーサルストーンの使用ビフォア&アフター

冷蔵庫の表面をくるくるっと掃除。下矢印のエリアにユニバーサルストーンを使いました。比較のために、上矢印のエリアは湿らせた雑巾で拭きました。写真ではなかなか見にくいのですが、ユニバーサルストーンの部分の方が、全体的にもやが取れて光沢が増しています。
ユニバーサルストーンの汚れの落ち方:冷蔵庫

アンティークの銀製品もスルスルっと

アンティークの銀製品には意外にもこれが一番

これまで、画期的な洗剤をご紹介してきました。見事な洗浄力には脱帽です。ですが、アンティークの銀製品には、意外や「重曹 + アルミホイル + 熱湯」が一番ピカピカに輝きます。ちなみにこの情報は、アンティーク製品を扱っているお店の人に、こそっと教えてもらったものです。

画期的なアンティークの銀製品の掃除方法

ステップ1)プラスチックや金属などの大きな容器を用意する
ステップ2)銀製品を入れ、ベーキングソーダを振りかける
ステップ3)アルミホイルを覆うように重ねる
ステップ4)熱湯をふりかけぶくぶくいう様子を楽しむ。途中で幾度か掻きまわせたり、揺すってみるとなお良し

以前は、アンティークの銀製品の汚れ落としには、ユニバーサルストーンを使っていました。が、こちらの方法に変えてみて、劇的な汚れの落ち方に感激!

ですが、熱湯を準備したり、ぶくぶくするのをまったりと手間暇がかかるのが難点。なので、簡単に手入れをしたいときはユニバーサルストーン。ごっそり綺麗にしたいときは重曹+アルミホイル方式っと使い分けています

金属製品の汚れ落としのまとめ

洗剤や小道具を総動員して、家中をピカピカにしましょう。いろいろな方法をご紹介しました。要は、

  • 頑固な焦げ付きや、ひどい汚れには、アストニッシュクリーナ
  • 傷をつけたくない製品や日常の掃除には、ユニバーサルストーン
  • アンティークなどの銀製品のガッツリ掃除は、「重曹+アルミホイル+熱湯」方式

ということです。ピッカピカのお家で、皆様が良い気分に浸れることを願っています。ご愛読ありがとうございました。