北アメリカの学校は、交渉次第だったりすることも

北アメリカの学校と交渉

え、何それ知らなかった!っと驚く事もまちまち。我が子にぴったりの学校生活を送ってもらうために、親が学校に色々と相談したり、交渉したりすることが少なからずあります。

日本に比べて、先生と親の距離も近い。

学校に送り迎えをして親が出向く機会が多かったり、学校の資金集めのために、親がボランティア活動をするのが当たり前になっているので、必然的に先生たちと顔をあわせる機会が多いからでしょう。

北アメリカの学校で、親はどんな事を学校に交渉して、許可してもらっているのか?

私がカナダのトロントの学校や友達から見聞きした、周りが学校に特別許可をもらっている事。はたまたびっくり裏技などご紹介します。

数週間から数ヶ月と長期で学校を休ませる

長期で学校を休む場合

表向きでは、トロントの教育委員会のルールによると、「3週間以上連続で子供が学校を休学する場合、もう一度子供を再登録する必要がある」ということになっています。なので、長期欠席した後に学校に戻る場合、同じクラスに戻れるかは保証されていません。

子供が幼稚園や小学校低学年だったりと小さい間に、数週間から数ヶ月の長期で、子供を連れて日本に一時帰国するケースもあると思います。

ここで、事前に担任の先生や校長先生と話をつけておけば、帰ってきたときにスムーズに休学→復学ができます。

個人的な経験ですが、子供が幼稚園の時に、春休みにを利用して3週間ほど学校を休ませて、日本に一時帰国をしました。その際、担任の先生に事前に相談した所、私の子供向けに特別にプリントを用意してくれ、また帰ってきてから遅れを取らないように、休みの間にやらせておくと良いことなどのアドバイスをもらいました。

遊びが中心の幼稚園でそこまでする?っとちょっと驚きましたが、先生の愛情を感慨深く思いました。

子供を学区外の学校に越境入学させる

越境入学の場合

北アメリカの公立学校の場合、学区によって学力レベルや子供の生活態度が愕然と違ったりします

家が道の反対側だったら、徒歩数分のお金持ちがいっぱい集まるランキング上位の学校にいけたはずなのに。不条理な学区の境界線のせいで、毎日徒歩20〜30分かけて、治安の悪いマンモス校に通う羽目になった!なんてケースもあります。

そんな場合、親としてなんとしてでも子供を良い学校に通わせたいですよね。

これに対抗する裏ワザとして、編入したい学校が運営しているアフタースクールプログラム(放課後に子供を預かるプログラム)にお金をわざわざ払って子供を入れる。すると、このプログラムに入っている子供は、学区外からでも編入させてもらえるケースがあるようです。ただ、定員オーバーになったり、校長先生が変わって方針を変えたなどの理由で、いつ編入が取り消されるかはわからないようです。

さらに上行く裏ワザも。やはり地元の学校の評判があまり良くないとのことで、カソリックの地元の公立校に子供を入れるという方法。子供をその学校に入れるために、親が半年ほど毎週教会に通い、クリスチャンになる洗礼を受けたとか。

よく色々と方法を考えたなぁっ…ととても感心させられます。

定期的に学校を休む場合

定期的に学校を休む場合

義務教育ではない幼稚園の場合、学校と相談して毎週1回学校を休ませて、特別なアクティビティをさせたりする家庭もあります。

日本人の親の場合、子供の日本語を強化させる理由で、日本語を話すプログラムに週1で通わせていたりするケースも時々聞きます。

校長先生の意向で簡単にOKだったり、渋られる場合もあるようです。子供が小さい間、一緒にいる時間を楽しみたいっと思う方は、試しに学校に聞いてみるといいでしょう。

まとめ

こんな事もできるんだ!っと情報を耳にしているだけでも、色々と柔軟に行動できるものです。

校長先生をはじめ、学校の先生達や他の保護者と少しでも仲良くなり、情報収取をお勧めします。

子供も親も先生もハッピーな学校生活を送れると良いですね☆

最後まで読んでいただきありがとうございました。