北アメリカに住んで、かれこれ10年近く。
人種差別を経験したり。言葉が通じつに凹んだり。ホームシックにかかって一週間寝込んだり。
色々なダークな経験をしてきました。が、日本人として海外に住んでいて、悪い事ばかりではありません。
今回は、海外に住んでいて「あぁ、日本人で良かった!」と思ったことを8つ、ご紹介します。
Table of Contents
海外に住んでて「日本人で良かった」と思うこと
「いつの日か日本に行ってみたい」とよく言われる
日本はエキゾチックな国としての印象が強い。
「いつの日か日本に行ってみたい!」「日本に行くために貯金をしているんだ」なんてコメントを言ってもらえます。
「日本に家族が住んでいる」というケースも、思った以上にあります。
どこに住んでるの?とか家族は何をしてるの?とか盛り上がります。
日本の国際化、知らないうちにかなり進んでいるのでしょう。
「日本に行きたいけど、物価が高そうで躊躇している」「日本は英語が通じない。行ってみたいけど心配」なんて不安も。
そんな時は、日本の安いお店(百均、カプセルホテル、回転寿司)など話してあげると、テンション⤴︎
英語の心配も、都会なら大丈夫だよっと言えますね。
日本文化を褒められる
茶道、柔道、建築、着物っと伝統文化に始まり、漫画、ファッションなど。日本は独自の文化が満載な国です。
特に海外の若者の間で、日本の漫画は大人気。漫画がきっかけで日本に興味を持つ人も多いよう。
日本の独特な習慣をネタに話は盛り上がります。
うちの旦那が日本のことを話すときに使うネタ。
その1、タクシー。自動でドアが開くのがマジックのようだ。
その2、温泉でのマナー。体を洗ってから入る。混浴温泉は、ちょっと異様な場所だったとか、実体験を詳しく解説。
その3、ファミレスのピンポン。ボタンを押せばすぐに飛んでくるサービスに感激。
豊かな文化のある国に生まれた自分。自分自身が、とても豊かな人間性を備えているかの錯覚を、しばし味わえます。
日本のハイテク技術を賞賛される
落ち目の日本企業ですが、まだまだ日本の製品の良さを褒めてもらえます。
例えば、一時帰国した際にヨドバシで1万円ちょっとで購入した、簡易式ウォシュレット。
これを北アメリカの自宅のトイレ、二箇所に設置。
家に遊びにくるお客さん、誰しも一度はコメントします。
「ロボットトイレ!」と喜ぶ子供。一方「ウィーン」と音がして怖い!とも。
大人は、色々あるボタンはどんな意味なのか?と聞いてきます。
怖いけど、一度試してみていいか?ご自由にどーぞ!
興味津々です。
日本人の礼儀正しさを褒められる
世界で随一の礼儀正しさを持ち合わせている日本人。海外の評価は高い!
特に、家の一部を改造して、他人に間貸しする人が少なくない中。
「いろんな国の若者に貸したけど、全然ダメダメ。今は日本人専用にしてるよ」
なんて、うちの近所の陽気なおじちゃんは語っています。
なぜかというと、
- 日本人は静か
- ルールをちゃんと守る
- きれいに家を使ってくれる
- 友達をいっぱいよんで派手にパーティーなんてしない
- 日本人は礼儀正しい
だそうです。
日本人として、ここまで褒めてもらえると、同じ人種として聞いてる方も嬉しくなりますね♪
日本食を美味しい!と言ってもらえる
日本食といえば、寿司!万国共通です。
寿司ですが、大概の人が大好きと言ってくれる反面、生魚がどうしてもダメ!という反応も。
ですが、最近の日本食ブームは、寿司ではなく、日本のB級グルメの周知で盛り上がっています。
ラーメン、焼き鳥、お好み焼き、枝豆
寿司以外の日本食を出す店も増え、日本食の認知度は広まりつつあります。
ちなみに、
お好み焼きは「Japanese Pancake(日本のパンケーキ)」
ラーメンは「Japanese Pho(日本のフォー)」
焼き鳥は「Japanese Shish Kebab(日本のシシカバブ) 」
なんて説明も。
そんな意訳する!っと驚きますが、日本の食文化を受け入れてくれるのは嬉しい限りですね。
日本のパスポート!旅行のとき、ものすごく顔がきく
新婚旅行でドバイやイスタンブールと、中東の国に行った時のこと。
カナダ人の旦那はビザや入国手続きをするために、空港でお金を払ったり、列に並んだりと面倒そう。
一方、日本人は、面倒な手続きなしでスルー。「日本人で良かった」プチ経験です。
カナダからアメリカに行くときは、逆のケース。
カナダ人だけだと、車で国境を越えるとき、車の中からパスポートを出してチェックをうけるのみ。
でも、日本人が乗車している場合は、わざわざ車を止め、入国審査をする建物へゴー。
そこで30分程度手続きをしなければいけません。悪しからず。
結構日本人に会える。そして日本人という理由で友達になりやすい
海外に住む日本人、ここ数十年で驚くほど増えてたと言われます。
トロントのダウンタウンに住んでいたときは、近所に日本人がいっぱい集まる公園や児童館などがありました。
郊外に引っ越してからも、徒歩圏内に10人以上はお付き合いのある日本人がいます。
私の知らない人を含めたら、さらにもっと多くの日本人が住んでいる。
そして、小さなことものいる日本人ママ。子供を遊ばせているときに、他の日本人ママを見かけたら「ナンパ」をする/されるのも日常的です。
「日本人の方ですか〜?」と声をかけ、相手と気があうようだったら、そこから連絡先を交換してお友達になったりも。
きっと日本で会っていたら何も接点がなく、友達になってないだろうなぁ。
でも、海外に暮らしていると、日本人だという理由のみで、気軽に話しかけられ、友達になれる。
日本人としての団結力、本当に助かります。
日本のお店を海外で見ると嬉しい
日本のお店、最近どんどん海外に進出しています。
ユニクロ、無印あたりは、カナディアンにも人気どころ。
日本の百均らしきものも、ここトロントに少しづつ出てきました。
日本語で書かれた値札や説明書きを見ているだけで、テンションが上がります。
でも、大概日本の値段に比べて、やや高めの設定。
すぐ買わなくても我慢できるものなら、次の一時帰国まで我慢して、買い付けしてきます。
こんな特権は日本人ならではですね。
日本人で良かったと思うことのまとめ
日本人の良いところ。日本文化の良いところ。海外在住者の視点からご紹介してきました。
これから海外に住んでみようと思われている方、海外暮らしに興味のある方、少しでも参考になれると嬉しいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。