私は今でこそ海外に住み現地企業でネイティブに囲まれながら仕事をする英会話力(むしろ度胸⁈)をつけました。
が、学生時代までは海外に住んだ経験は一切なし。外国人の友達もいませんでした。
いつか海外に住みたいという強烈な憧れから、様々な英語勉強法に明け暮れる毎日。
試した勉強法は星の数。無駄にした時間やお金は数知れず。「最初から知ってたらあんな苦労はしなかったのに!」と幾度となく後悔。
その苦闘の中で見つけた一番効果的な英会話の勉強法。
今回は短期間でグンっと英語が上達する方法をご紹介します。
Table of Contents
英会話を勉強する際のマインドセット
この勉強法を確立したのち、私の勉強法に興味を持ってくれた数人の友人に、勉強法を説明したことがあります。
その結果は3パターン。
- 「そんな方法できるはずがない、ありえない!」と最初から拒絶。(または単にやる気がなく放棄)
- 少し試すが、やり方が間違っていて上達せず、つまらなくなり断念
- 短期間で集中して勉強し、見違えるように英会話が上達!
従来の勉強法では身につかなかったからこそ、視点を変えて新しい方法にチャレンジしてみましょう。
正しい勉強法を、正しい方法でこなす事はとても大事です。 いくら勉強しても、間違った英語の勉強法に時間をかけては何も身につきません。
いつまでもダラダラと勉強するのは人生の無駄です。(英語の勉強が趣味の方でしたらこれもありですが。)
さっさと英語がペラペラと話せるようになり、英語を使う好きな仕事についたり、外国人の友達と楽しく遊んだり、異なる価値観を学びましょう。
そこが本当のスタートです。
<正しい英会話習得のマインドセット>
- オープンマインドで新しい勉強法に挑戦する
- 正しい勉強法を正しい方法でこなす
- 短期間で集中して英会話を習得する
「英語の勉強」といった概念を根本から変える:英会話はスポーツ!
日本人の英語へのこだわりは半端ない。
日本では至る所に英会話学校や英語学習の広告を目にします。本屋に行けば豊富な参考書が山のようにあります。
なかなかここまでのこだわりは世界中でも珍しい。
この現象の根本的な理由は、中高6年間の義務教育で身につけた「英語=勉強」の考え方です。
英語は机に座って教科書通りに習うもの。テストに出る所を訳して覚えれば良い。
こういった英語学習に関する間違った認識が足かせになっています。
詳しくはこちらの記事にまとめたので、よろしかったら参考にしてください。
日本人が英語が苦手な理由5点
私たちは日本語を習得する際、教科書を使ったり文法を習って会話の練習をしません。
幼児期に親や周りの人に話しかけられ、無我夢中で想いを伝えるプロセスの中で自然に日本語の会話を習得します。
日常会話ができるようになって初めて、小学生で文章を書くトレーニングや体系だった文法を習います。(例えば夏休みの読書感想文や、主語動詞や謙譲語の分類を習う国語の授業など)
発展途上国に住む学校に通えない貧しい子供達も一様に、母国語でスムーズに意思疎通ができます。
英会話の習得は勉強ではありません!「こう質問されたら、瞬時にこう返す」っといった瞬時の反射神経を使う、ある意味舌と喉を使ったスポーツです。
テニスに例えるなら、ネット側にボールが来たら瞬時にネット側に走り寄って打ち返します。
この過程を小難しく、「ネットまでの距離は〇〇メートルあるので3歩半前に進んで、ボールは13.5度のこの角度で打ち返す。」と頭で考えてプレーをすることはないでしょう。
そうこうしているうちに、ボールはポンポーンとコートの外に出て行ってしまいます。
そんな瞬時な受け答えが無意識にできるようになる勉強法、というより、むしろトレーニング法を次に紹介していきたいと思います。
独学&短期間で英語がペラペラ話せる様になる*3ステップ勉強法
英会話は勉強ではなく、スポーツです。ではそのトレーニング法には何が適しているでしょうか?
これからお勧めする方法は大きく以下の3ステップになります。
- 英語を耳で聞いて、大きな声で繰り返す反復練習(ピンズラーメソッド)
- 基礎会話をディクテーションし、分からない単語を英英辞典を使って書き写し読み上げる練習(「英語は絶対勉強するな」著書に紹介されている方法)
- 上記に同時進行で、英語を話す環境に積極的に参加
ズバリ、1)音声から入りリズム感に舌が慣れたのち、2)英英辞典で基本的な言語の語順感覚(構文力)を身につけ、3)同時に生きた英語に触れる場数を踏むことです。
それぞれのステップの簡単な説明をしていきます。詳細は長くなりますので、各ステップのリンクをご覧ください。
ステップ1)耳から聞きとった英語を、大きな声で繰り返す反復練習
第1ステップのゴールは、基礎会話レベルで自分の言いたいことを瞬時に英語で言えるようになることです。
まず初めに英会話の勉強は音声から入りましょう。基本です。
単にリスニングをするのはなく、聞き取った英語を、大きな声でリピートすることがとても重要です。
なぜなら語学は話してなんぼの世界だからです。
頭の中でぐるぐると考えているだけでは一向に進歩しません。
口、歯、舌、喉、肺といった全ての呼吸器を最大限に使って、大きな声で何度も繰り返しトレーニングしましょう。最短の英会話習得法です!
そして、この方法にぴったりなのが、ピンズラーメソッドという教材です。
ピンズラーメソッドとは?
ピンズラー英語教材は音声のみ使用します。テキスト*や映像はありません。視覚に頼ることなく、聴覚のみを使う点もミソです。(*おまけでついてくるテキストはありますが。)
気になる実際のレッスン内容を簡単に紹介します。
ピンズラーは、1レッスン30分ほどに構成された、日常会話を扱った音声教材です。
レッスンの内容は、
- 簡単なネイティブ同士の対話の聞き取り
- 会話の中で出てきた新しい単語/フレーズを大きな声でリピート
- 新しく習った単語/フレーズを使って、文章を組み立てて話す応用練習
短期で集中して、正しい方法でピンズラーを特訓したら、数ヶ月でペラペラになります。
ピンズラーメッソッドの実体験や説明を詳しくこちらの記事にまとめました。
ステップ2)分からない単語を英英辞典でひたすら書き写し、読み上げる練習
基礎英会話で言いたいことが言えるようになったあと、さらに複雑な思考をカバーできるようになるのがステップ2のゴールです。
英語を習得するということは、日本語とはかけ離れた英語独自の考えの道筋を体得するということ。
例えば日本語と英語では、主語と動詞の場所が違うと学校の授業で真っ先に習います。
違った思考プロセス、巷で言われる構文ですが、これに慣れるのに一押しが英英辞典です。
理由は辞書は「〇〇とはXXである」という説明の羅列だからです。
未知の物事を英語で説明する方法がいっぱい詰まっている英英辞典、使わない手はありません。
英英辞典に多く使われている異なった思考回路をひたすら追い続けることで、英語のパターンに慣れましょう。
この方法はベストセラーにもなった、私が信奉する「英語は絶対勉強するな」という本に紹介されている勉強法です。
詳しくは、後日改めて記事を書きたいと思います。
ステップ3)英語を話す環境に、積極的に身を置くこと
ステップ1で日常英会話レベルの言いたい表現ができるようになり。ステップ2でわからない単語や複雑な物事が英語で説明できるようになる。
同時進行で実際に生きた英語にどんどん触れていきましょう。
例えると素振りやピッチングの練習をすると同時に練習試合をこなしていく感じです。
実際に英語で会話をしてモチベーションを上げ、英語を話すことの楽しさや文化の違う人たちと交流する面白みを味わいましょう。
英語を話すことにプレッシャーや恐怖感を持つかもしれません。
ですが、一番大事なのは「何かを伝えたい、何かを理解したい」といった気持ちだけです。他の全ては後からついてきます!
第3ステップに最適な方法は、外国人が多く集まる場で色々な人と話すことです。
こちらに、外国人の友達を100人以上作る方法をまとめたので参考にしてください。
【英語習得】日本で外国人友達を100人以上作る方法
多くの外国人と話すのがハードルが高い場合、代わりに1対1で外国人と語学交換やチャットといったレッスンを受けてみるのも良いでしょう。
英会話の上達のコツ:まとめ
短期間で英会話が上達する勉強法をご紹介してきました。
大事なポイントは
「正しい勉強法を、正しい方法でこなす」 + 「英会話ができるようになりたい」という情熱 = 短期でみるみる上達!
正しい勉強法のポイントは、
- 音声教材のみを使用すること(英会話を書き起こしたテキストを見ないこと!)
- 大きな声で発音しながらリピート&応用練習すること。
- わからない単語があっても、英和辞典は使用しないこと。(英語を英語で理解する回路の妨げになるので)
- 実際に外国人と英会話をして場数を踏むこと。
これである時ふっと気づいたら、外国人とスムーズに英会話を楽しんでいる自分に気がつくはずです。
是非試してみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございます。